発達障害は、子どもの障害というイメージがあるかと思います。
しかし、大人になってから発達障害という診断を受け、悩まれている方も多くいらっしゃいます。
では、大人の発達障害はどのような症状や特徴がみられるのでしょうか。
大人の発達障害とは?
生まれつきの脳機能の障害、または脳機能発達の偏りが原因により、社会生活に適応ができないという状態です。
大人の発達障害の特徴
「仕事をこなすことに困難を感じる」「何度も同じ失敗をしてしまう」「漠然とした不安がある」などで悩んでいる方が、心療内科や発達障害専門外来を受診するケースが増えています。
必ずしも知的障害を伴うわけではないため、子どものうちは、ハッキリと診断されず気づかれないということもあります。
大人になり社会に出てから、生活環境や人間関係の複雑なコミュニケーションをとることが難しいと感じ、発達障害に気づくケースも珍しくありません。
大人の発達障害の場合、子どもの時から環境に適応できない経験を重ねているため、自己評価が下がってしまっているという特徴があります。
また、よく見られる症状は、集中力が足りない・仕事のミスが多い・落ち着きがないなどが挙げられます。
うつ病やパニック障害などの症状と似ているところがあり、診療内科で診断していくうちに、発達障害と診断される場合もあります。
細かな症状はひとり一人異なる
前項でよくある症状や特徴について触れましたが、細かい症状は、ひとによって異なります。
ひとりで悩み、生きづらさを感じている方は、診療内科もしくは精神科に相談してみましょう。
専門医は、生活環境を変えるアドバイスや有効な薬の検討など症状を和らげるためのサポートを行ってくれますよ。
まとめ
無理のない環境での生活や症状改善を図るためには、家族や周囲の人の協力が大切です。
ストレス社会により、うつや不安症を抱える方も増えているため、自己診断で発達障害を判断することは困難です。
気になる方は、専門医を受診されてみてはいかがでしょうか。
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